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コラム

狭小地の外壁工事、足場は組める?  ~足場を組まずにできる方法をご紹介します~

家の外壁や屋根の汚れ、色あせなどが気になり始めたとき、狭小地に建つ建物にお住まいの方の中には「そもそも足場を組めるの?」「外壁工事自体できるのだろうか」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
実際に、隣家との距離が近かったり、ご自身の敷地に十分なスペースがなかったりすると、一般的な外壁工事の進め方では対応が難しいケースもあり、狭小地の外壁工事に関するお悩みは、実際に弊社へも多く寄せられているご相談のひとつです。

そこで今回のコラムでは、狭小地で外壁工事が行えるのかという基本的な考え方を整理したうえで、「足場を組む」場合の方法と注意点、さらに「足場を組まない」方法として注目されている無足場ロープ工法について分かりやすく解説します。

狭小地でも外壁工事はできる?足場は組める?

━ 狭小地でも外壁工事自体は可能

狭小地に建つ建物でも、外壁工事そのものができないというわけではありません。
・敷地に十分なスペースがない

・隣家との距離が近い

といった状況でも、建物の状況や周辺環境を踏まえて工事方法を検討することで、外壁の補修や改修を行うことは可能です。
築年数の経過による外壁の劣化や、防水性能の低下はどのような建物であっても一定の経過を辿りますので、工事ができないかも、足場が組めないかも、といった不安を理由に工事を先延ばしにしないよう、ぜひこれから解説する内容を参考になさってください。

 

狭小地でも足場を組める

狭小地では足場が組めない、と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
建物の形状や高さ、敷地の状況によっては、狭小地であっても足場を組んで外壁工事を行えます。
ただし、一般的な住宅と同じ感覚で足場計画を立てることは難しく、現地調査を行ったうえで、どのような方法が最適かを判断する必要が出てきます。

 

判断のポイントは「敷地条件」と「周辺環境」

その際の判断基準として重要になるのが、敷地条件と周辺環境です。
建物と隣家との距離、敷地の幅、道路との位置関係などによって、足場を組めるかどうか、またどのような工事の進め方が適しているかが変わってきます。
そのため、狭小地の外壁工事では、「足場を組むこと」ではなく、建物ごとの最適な工事方法を検討する視点が大切です。

狭小地で足場を組む場合の方法と注意点

方法1:狭小地用の足場を用いる

外壁工事で足場を組む場合、まずは条件に応じた適切な足場を選ぶことから始めます。
一般的な住宅で使用されている「ビケ足場」も、敷地内に一定のスペースが確保できれば、狭小地であっても設置できるケースがありますが、敷地に余裕がない場合は、通常の足場を使用できないことも少なくありません。

足場を検討する際は、「どの程度のスペースが確保できるか」を把握したうえで選択肢を検討することが重要です。

 

❙ 足場設置スペースの目安

法律(労働安全衛生規則)では、足場の踏み板の幅は40cm以上と定められていますが、実際の工事では作業者の通行や道具の配置、安全対策も考慮する必要があります。
そのため、足場設置に必要なスペースは、法律上の数値よりも広く見ておくのが一般的です。

 

  • 足場設置判断の目安
状況 おすすめの対応
70cm程度のスペースがある 通常のビケ足場を設置できる可能性が高い
30〜50cm程度 狭小地用足場、単管足場、ブラケット足場などを検討
30cm未満 隣地借用、又は無足場ロープ工法の検討

あくまで目安ではありますが、このようにスペースによって選択肢が大きく変わってきます。

 

 

敷地内だけで足場を組むことが難しい場合

敷地内だけで足場を組むことが難しい場合、隣地に一部越境して足場を設置するケースがありますが、この場合は、隣地所有者への事前説明や承諾が不可欠で、調整に難航することもあります。
また、足場は強風時に揺れることがあるため、隣地の建物と足場がぶつかり、建物の破損などにつながるリスクにも注意が必要です。

 

なお、こうした近隣への配慮や調整が難しい場合には、足場を前提としない工事方法として、無足場ロープ工法が検討されるケースも増えています。

次の章では、狭小地や近隣環境に配慮しながら足場を組まずに外壁工事を行える方法として、“無足場ロープ工法”の仕組みやメリットについて詳しくご紹介します。

足場を組まなくてもできる外壁工事 無足場ロープ工法とは

━ 無足場ロープ工法とは?

無足場ロープ工法とは、足場を設置せず、建物の屋上などからロープを垂らし、作業員がロープを使って外壁塗装や修繕などの作業を行う工事方法です。
足場を組むためのスペースを必要としないため、今回のような「狭小地」や「隣家との距離が近い建物」また、外観の形状が複雑な建物でも外壁工事を行いやすい点が特長です。

もともとは高層ビルの外壁清掃や点検で使われてきた技術ですが、近年では外壁の部分補修や防水処理など、中小規模のビルや住宅の外壁工事にも活用されるケースが増えています。

 

■狭小地で選ばれやすい理由

お伝えしてきたように、狭小地では、足場を組むためのスペース確保や、隣地への越境による近隣への影響が課題になりやすい傾向がありますが、無足場ロープ工法では足場を設置しない点からこれらの問題を回避しやすくなります。

足場の組立や解体が不要な分、工期を短縮しやすく、騒音や圧迫を抑えられる点も、住宅が密集するエリアではメリットといえます。

 

■安全面や仕上がりは問題ない?

足場を組むことが一般的と思われている中、足場を使わないで行う工事に対して、不安を感じる方も少なくありませんが、フルハーネス型安全帯の使用や複数ロープによる確保など、厳格な安全管理のもとで熟練した技術・知識を持つ職人が作業を行います。
また、施工可能な範囲や内容を事前に見極めたうえで対応するため、無理な作業を行うことはありません。

仕上がりにおいても、外壁の塗装、部分補修や劣化箇所の補修、防水処理などにおいて、足場を組む場合と同等の品質を確保できます。

 

~工事方法は建物の状況に応じて選ぶ~

工事内容によっては、足場を組んだほうが適している場合もあるため、建物の状態や敷地条件を踏まえて工事方法を選ぶことが大切です。
狭小地の外壁工事では、無足場ロープ工法も含め、複数の方法を比較したうえで、工事を進めるにあたり無理のない方法を検討することが安心につながります。

まとめ

狭小地の外壁工事というと、足場をどう組むか、という点に意識が集中してしまいがちですが、無理に足場を組もうとして近隣との調整が大変になったり、判断に迷っているうちに工事のタイミングを逃してしまったり…というケースも少なくありません。

クイック株式会社では、狭小地や住宅が密集したエリアでの外壁工事を数多く手がけてきました。
足場工事か無足場ロープ工法かといった方法ありきではなく、現地の状況を確認したうえで、無理のない進め方をご提案しています。

「この敷地条件でも工事ができるのか。」「足場を組むほうがいいのか、それとも別の方法が合っているのか。」

まだ工事を決めていない段階でも構いませんので、狭小地の外壁工事について不安や疑問があれば、クイック株式会社までお気軽にご相談ください。

足場を使わない「無足場ロープ工法」による外壁修繕・調査の専門会社クイック株式会社

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